パネルディスカッション 発言要旨

日本盲人会連合 情報部長 三宅 隆

 昨年度、日本盲人会連合が行った「視覚障害者のテレビ視聴に関する調査」(資料)では、回答した視覚障害当事者のうち、約9割以上の人が情報源としてテレビ視聴をしていると回答している。
 また、優先的に解説を付けてほしい番組としては、ニュース・報道番組52.7%、ドラマ46.6%、生活情報番組35.8%、クイズ番組32.4%、ドキュメンタリー番組19.6%、アニメ15.5%となっている。
 平成26年度の総務省調べでは、テレビジョン放送における総放送時間に占める解説放送時間の割合が、NHKで1割程度、民法キー局で数%にとどまっている。
 日盲連では、これまで、ニュース番組における字幕スーパー、テロップ、および緊急・臨時放送チャイムの後の字幕スーパーの音声化を要望している。
 また、IPTVなどあらたな放送技術についても解説放送の付与を求めている。

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