障害者放送協議会(以下「本協議会」)は、1998年9月29日に発足しました。 現在は、全国18の障害者関係団体によって構成されています。本協議会は、障害者の放送・通信に関する著作権等の制度・施策について調査研究と提言、障害者にかかわる放送・通信に対する顕彰やコンサルティング、字幕や手話の付与、音声解説等の放送・通信におけるバリアフリーの実現、緊急災害時における障害者に対する情報提供、放送・通信のあり方への調査研究と提言等を活動目的としています。構成団体の協議のもとに、3つの専門委員会を設けて活動しています。
(1)著作権委員会(委員長 河村 宏 支援技術開発機構)
障害者にかかわる著作権問題等について、調査・研究及び関係機関と協議を重ね、「障害者の情報アクセス権」と著作権の調和ある発展についての提言を行っています。
(2)放送・通信バリアフリー委員会(委員長 寺島 彰 日本障害者リハビリテーション協会)
障害者に関する優れた放送に対する表彰や、放送局に対する障害者番組制作のためのコンサルティング、字幕や手話の付与、音声解説等を実現するため、放送局、企業、関係省庁との協力関係の構築を推進しています。
(3)災害時情報保障委員会(委員長 矢澤 健司 日本障害者協議会)
緊急放送等における著作権の問題、精神障害者、知的障害者、発達障害者の方にも分かりやすい放送・通信の実現等、緊急災害時における障害者に対する情報保障に取り組んでいます。