日時: | 平成16年6月1日(火)午前10時〜12時 |
場所: | 戸山サンライズ 2階特別会議室 |
出席者(順不同): | 目黒公郎(東京大学)、 藤澤敏孝(就労センター)、 大杉豊(ろうあ連盟)、 川越利信(日盲社協)、 井上芳郎(LD親の会)、 坂東敏子(全要研)、 佐野昇(全難聴)、 田中秀樹(きょうされん)、 大島謙(知的協)、 川畑順洋(日盲連)、 東山文夫(リハ協)、 原田潔(リハ協)、 小林知弘(リハ協) |
1 趣旨説明
2 講義「防災マニュアルに求められるもの 障害者団体が効果的に提言できる部分はどこか 」目黒公郎(東京大学生産技術研究所助教授)
3 質疑および討議
4 その他報告事項
前回の委員会で防災マニュアルを作成するにあたり、勉強会を開いてはどうかとの意見があり、東京大学助教授の目黒公郎先生の名前があがる。今回の委員会にご出席頂き、防災マニュアルについて障害者団体がどのようなことを提言できるかをご講演いただくこととなる。
・今日のスライドで使った写真等は、別の会で使えるものなのでしょうか。
→個人では判断できない。兵庫県南部地震時の監察医に相談してはどうか。
・先生のお考えを行政のマニュアルに反映させる動きはあるのでしょうか。
→実際に反映している。総務省の消防庁関係等で話をしている。
・お話にあったマニュアルのソフトはありますか。
→特にない。エクセル等で項目に、具体的なアクションを書き込み、誰が何をやらなければならいかを書き入れていけば、マニュアル化することができる。マニュアルとして重要なのは、具体的なアクションとして、何をすべきかということを書き出せるかということ。それがない時に、それを使える人材をいかに作るかということ。
・基本的な入門レベルの資料や方法はありますか。
→まずは先ほど申し上げた(例えば)エスセルの表を埋めること。資料は研究室のホームページに掲載されている。
・東京ガスが個人情報のデータベースのマッピングをしている。先生の研究にマッピングの問題は入っていますか。
→マッピングはいろいろとやっている。アプリケーションとして工夫して使うことが重要である。
・神戸の震災から来年で10年だが、先生の講演はありますか。
→たくさん予定が入っている。
・マニュアル作りはテーマが大きすぎて悩んでいる。マニュアル作りの手引きのようなものでいいのでしょうか。
→そう思う。マニュアルを渡すのではなく、こういう考えでどうですか?という形でいいのではないか。
・マニュアルは各場面の個々のデータを入れる仕組みのほうがいいのですか。
→そう思う。震災後に使うものということに重点を置くより、震災が起きるまでに使う仕組みとして作ることが重要である。
・5月20日に内閣府障害者施策担当主催の「災害時における障害者への情報提供に関する情報交換会」において、藤澤委員長より障害者放送協議会の活動報告を行う。
・次回委員会ついては、後日日程調整を行うこととする。