障害者放送協議会 第2回災害時情報保障委員会 議事まとめ(2006年8月10日)
日時:
平成18年8月10日(木) 午後3時より
場所:
戸山サンライズ 2階中会議室
出席者
(順不同・敬称略):
藤澤敏孝(SELP協/委員長)、
川畑順洋(日盲連)、
松本正志(ろうあ連盟)、
川井節夫(全難聴)、
松友了(育成会)、
矢澤健司(JD)、
久保田文(全視情協)、
河上和宏(統一機構)、
河村宏(国立リハセンター/専門委員)
<事務局> 片石修三(リハ協会)、
原田潔(リハ協会)、
松田浩江(リハ協会)
次第:
「災害時要援護者マニュアル(仮称)」の作成ついて
行政や他団体の「マニュアル」の例について
「マニュアル」企画案について
意見交換と、今後の進め方について
その他について
資料:
「マニュアル」の企画について(提案)
(参考資料)マニュアルの作成について
(参考資料)行政・他団体の「マニュアル」の例
■議事まとめ
委員紹介
新たに参加した委員の紹介が行われた。
1.「災害時要援護者マニュアル(仮称)」の作成ついて
行政や他団体の「マニュアル」の例について
「マニュアル」企画案について
事務局より、行政や他団体のマニュアルの例について紹介されたあと、本委員会によるマニュアルの企画案について提案された。
意見交換と、今後の進め方について
企画案を踏まえて、意見交換を行った。次のような意見が出された。
●対象(誰を対象としたマニュアルか):
当事者のためのマニュアルとすべきである。当事者が自ら理解し、自分の防災力を高めるためのものとする。
同時に、当事者がマニュアルの評価検証に参加でき、行政などに提言していける内容が望ましい。(マニュアルづくりのためのマニュアルという観点)
●どの災害を取り扱うか:
特定の災害に限定しない。
ただし、合意のできるところで、内容を絞っていくことは必要である。
●内容に関すること
これまで出されたマニュアルと異なる独自性を出すために、障害者の情報保障という部分に重点を置いてはどうか
1人1人が生き残る、サバイバルマニュアル、という観点が必要である。
当事者サイドからの提言、という観点が必要である。
すべてを取り上げるのは難しいので、ある程度合意できる部分で絞って、典型的なモデルを作ってはどうか。ひとつのモデルを示すことで、それ自体役立つ内容であると同時に、他に応用・再編集しやすいものを作ることが大切である。
欲張って分量を増やすのではなく、簡潔で分かりやすい、使いやすいマニュアルとしてはどうか。(「3分間で読める」「1ページで分かる」などのキーワードが挙げられた。)
具体例を盛り込んでいけば分かりやすい。
●その他の意見
すべてを網羅できないが、障害種別の対応などは必要なので、どのように盛り込んでいくか、工夫が必要である。
マニュアルとして現実的に役立つ部分と、あるべき姿を提言していく部分をどう両立させるか、検討を要する。
モデル地区を取り上げて分かりやすく記載してはどうか。
情報保障という観点と併せて、自分からの情報発信という部分も盛り込んではどうか。
被災地域だけではできない、他地域との連携、協力という観点も盛り込むべきである。
●今後の進め方
議論の中で挙げられた重要な観点を出来るかぎり含めるよう、事務局がさらに詰めた案を作成し、提示することとした。
2.その他について
次回委員会は、国際福祉機器展H.C.R.に合わせて、9月29日(金)午後1時30分より、会場の「東京ビッグサイト」(東京都江東区)近辺で開催することとした。
(なお、国立身体障害者リハビリテーションセンターによるセミナーが午前11時30分から同会場で行われる予定)
以上
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