日時 2016年10月28日(金)午後1時〜5時
会場 弘済会館 4階 蘭 (東京都千代田区麹町5-1)
手話通訳、要約筆記、磁気ループ、点字資料あり
障害者権利条約が2014年に批准され、また障害者差別解消法が2016年4月に施行されました。
私たちの生活において欠かすことができない放送の分野においても、
情報アクセシビリティや合理的配慮を踏まえたあり方や実践について、共に考えていくことが求められます。
このような中、アメリカ盲人協議会(ACB)等で活躍するジョエル・スナイダー博士が来日される機会をとらえ、
本シンポジウムを開催いたします。スナイダーさんは音声解説の専門家であり、
その知見や取り組みの実情とともに、今回は字幕放送や手話放送を含めた米国の制度や実情などについてもお話しいただきます。
これを受け、日本の行政や放送事業者、そして障害者関係団体等による取り組みの報告とディスカッションを行います。
このテーマについて関心のある幅広い方の参加を募り、誰もが利用できる放送に向けて共に話し合う機会とします。
ジョエル・スナイダー博士(Dr. Joel Snyder)
オーディオ・ディスクリプション・アソシーエーツ社社長
アメリカ盲人協議会(ACB)音声解説プロジェクト部長(www.acb.org/adp)
全米映像字幕協会音声解説メディア部長
1981年より劇場イベントやメディアにおける音声解説を開始。 米国俳優協会、米国テレビ・ラジオ芸能人組合及び映画俳優組合の会員として、 また国立芸術基金の専門家として20年以上のキャリアを持つ。 音声解説の先駆けとして国際的にも知られており、欧州、北米、南米、 日本を含むアジア諸国など35か国を訪問し、講演やワークショップを実施している。 2014年にバーノン・ヘンリー・メディア賞を受賞。
開会 13:00
講演 「米国における放送アクセシビリティの取り組みの現状と今後の課題」
ジョエル・スナイダー博士/アメリカ盲人協議会(ACB)音声解説プロジェクト部長 講演要旨(HTML)
報告 「日本における放送アクセシビリティの取り組みの現状」
藤田清太郎 総務省情報流通行政局地上放送課長 資料(TXT) | 資料(PDF)
パネルディスカッション 「誰もが利用できる放送に向けて −日本における課題解決のために−」
パネリスト:藤澤和子 大和大学 教授 資料(HTML)
坪倉善彦 NHK編成局計画課(計画) 副部長
三宅隆 日本盲人会連合 情報部長 資料1(HTML) | 資料2(HTML)
石橋大吾 全日本ろうあ連盟 理事 資料(TXT) | 資料(PDF)
佐藤至 CS障害者放送統一機構 資料(TXT) | 資料(PDF)
コーディネータ:寺島彰 日本障害者リハビリテーション協会 参与、浦和大学総合福祉学部 教授
閉会 17:00